【ギターレッスンで大事な事】

最近は、割と年配の方がギターを始めようって事が多いみたいで、若い人が減りました。コレも、少子化の影響なんでしょうかね?

で、ウチに来る生徒さんは、基本的に初心者の方が多いです。
当たり前ですが、弾ける人はレッスンに来ても仕方がないでしょうから。w

なので、そんな時に最初に必ず聞くことがあります。

「ギターレッスンで、一番大事な事は何だと思いますか?」

という質問です。
これは、【KIYA-HEN ギター倶楽部】(ギター教室)の入門試験だと思って下さい。
但し、今まで一発回答した人は居ませんけども…。🤣

なんでこの質問をするのかと言うと、オレは過去にこれで随分と参った経験があって、一時期レッスンをやめようと思って生徒を取ってなかった事が有るくらいなのです。

自分自身は独学でギターを習得しました。
独学で習得ってのは、相当好きじゃないと出来ないことだとは思うんですけど、オレはギターが相当好きだったんですね。🤣
で、そんなキヤヘンが他人様にギターを教えるという事になったんですよ。

そりゃ、先生として試行錯誤した時代も有ったわけです。
特に、ポップス・ロックのギター奏法なんて、先人たちが編み出してから、まだまだ日が浅くて、「コレが正解!」なんてものは存在してないわけですから、効率の良さと、仕上がりの良さを両立させるのは結構大変な作業なんです。
で、とある生徒さん。

「もう3ヶ月も習ってるのに、1曲も弾けない。」

と成ったわけです。
当たり前なんですけども、習ったところで日頃の練習が無ければ弾けません。
なので生徒さんに聞いてみました。

オレ:「普段どのくらい練習してますか?」
生徒:「レッスンの前の日に復習してます。」
オレ:「他の日は?」
生徒:「忙しいので殆ど練習はしてません。」

弾けるわけがない。🤣

でも、生徒さんは、「習ってんだから、すぐ弾けるだろう。」と思ってるんですよ。だから、切々と説いたわけです。

「兎に角毎日5分でも良いから練習して下さい。」

と…。
すると生徒さん、毎日は難しいし、最初の頃は面白くて毎日練習したけど、全然弾けるようにならないので、途中で飽きてくるので、逆に続かなく成るとの事。

ちょうど「メロコア」っての?ギターガチャガチャかき鳴らすのが流行ってた頃で、所謂ハードロックやメタルギターのようなハイレベルなテクニックは必要ない頃の話。
でも、ガチャガチャ弾いてるようで、実はちゃんとコードチェンジしてるわけで、初心者にはこのコードチェンジが難問なわけですよ。
むしろ、コードチェンジがしっかり出来てないと、メロコアなんか出来ない。
コードチェンジもままならない状態で、勢いで弾いてもただガチャガチャで音楽にならないから、見た目に簡単そうに見えても、実は結構難しいわけですよね。

なので、いざ習ってみると、ピックの持ち方とか、ストロークの仕方とか、コードの押さえ方とか、もっと言えば、弦の張り方とかの曲の演奏とは程遠い所からのスタートに成るので、習いに来た本人は、イメージと現実のギャップに慄くわけです。
で、手っ取り早く弾きたいのに、一向に形にならない事にイライラして、挫折と言うか、辞めていくんですよね。

これ、「オレの教え方が悪いのか?」って凄く悩んだんですよね。
けど、一方でちゃんと上手くなっていく生徒も居るんですよ。
そう言う生徒さんは、ある程度まで来ると教室を卒業して、自分で練習するようになります。まぁ、正しい形ですよね。

だから、本当に悩んだのですが、「弾けない」生徒さんに共通してある特徴を発見しました。

1:偉い人・プライドが必要以上に高い人。
会社の管理職以上の偉い人や遊び仲間や仕事仲間の中心人物等、他人を引率・指導する立場で、誰からの注意も受けない立場の人。
プライドが高くて他人の言う事が素直に聞けない人。

このタイプの人は講師の言うことを受け入れる前に、「自分はこうだ!」と言う拘りが強くて、中々レッスンになりません。😅

2:自己顕示欲や承認欲求が強い。
自分の良いところを他人に大いに認めてもらいたいと言う欲求が強い人。
これが満足されないと病んでしまって、暗黒ポエムとかに浸るようなタイプ。

このタイプの人も中々めんどくさい。
褒めないと伸びないと言うか、駄目なところを指摘すると機嫌が悪くなるタイプですね。

3:王子様・お姫様体質・甘やかされてきた人・わがままな人。
自分の責任で失敗やトラブルがあっても、周りの誰か(親とか友達とか)が責任を負ってくれて、自分は悪くないって状態を続けてきた人。
自分がうまく行かないのは、常に自分以外の何かのせいだと思っている人。

以前に「上手くならないのは先生が悪い。」って言ってた生徒のタイプです。
兎に角甘やかしてニコニコしてないと機嫌が悪くなって悪態をつき始める。
まぁ、何をやっても駄目な人の典型ですけどね、コレは…。

まぁ、こんな感じなんですけどね。
この系統の人は、長期間に渡る地道な積み重ねってのが苦手ですから、ギターに限らず、習い事には不向きなんじゃないかな?
兎に角、努力っぽい事はしたくない人たちなので、インスタントに結果が見えるものを志向したほうが良い結果が生まれるんじゃないかと思うんですよ。
例えば、ボーカリストとか。
上手い下手はありますけど、とりあえず「歌う」ことは誰でも出来るので、取っ掛かりの敷居はギターよりよっぽど低いわけです。
なので手っ取り早くそれっぽく成れます。
でも、ボーカルにしても最初の敷居が低いってだけで、突き詰めていけば、ギターに負けないだけ奥が深いので、掘り下げた本物のボーカリストと対当したら簡単に負けますけどね。🤣

逆に向いてる人は…

1:目立ちたがり屋。
目立つためには影でいくらでも努力する。

2:忍耐強い人。
地味な練習を難なく熟して行くことが出来る。

3:ナルシスト。
「オレ、凄くね?w」って、素で思える。
上手くなっていく自分が嬉しいとか、気持ち良いとか思う。

4:夢見がちで想像力が豊かな人。
イメージレッスンとか、直感力が優れてるので、物事の連携を把握しやすい。

5:数学的・物理的な思考の人、理系の人。
科学的、理論的な理解力がある。

ギタリストは、世界的に花形パートで目立つこと請け合いだし、上手くなるためには忍耐が必要で、同じことを何度も反復練習する必要があるし、メンタル面でも、出来る自分をイメージしながら、日々の苦労を忘れられるようなナルシズムと、科学的数学的な理解力があれば、簡単な音楽理論も含めて、メンタル的な部分だけじゃなく、フィジカルに理解することも可能というね。
このタイプの人はギターに向いてますよね。

あと、どちらのタイプにも居るのが【負けん気の強いタイプ】
このタイプの人は、よくも悪くも作用します。
上手く働く人は、「○○さん(ライバルや目標にする人)より上手くなりたい!」的なプラス思考になりますが、下手に働く人は「なんでオマエ(先生)にこんな事言われにゃならんのだ?」と先生と敵対関係になろうとして、アドヴァイスがネガティブに聞こえてしまいがちなんですよね。

で、それ以来、この生徒の特性を見抜くのがオレの最初の仕事に成るわけです。
だからと言って、「あなた我儘ですか?」とは聞けないので、「レッスンに大事なものはなんだと思いますか?」と聞くことになったわけです。

過去、一人もオレが求めてる正解を出したことは有りません。
でも、この話題を振ると、不思議と其の人の性格とか思考が見えます。
不思議ですね〜。
でも、オレには今後の其の生徒さんとの付き合い方の指標にも成るわけで、便利なんですよね。

まぁ、中には「試されてるみたいでイヤ。」って人もいるので、そう言う人は、どうぞ別な先生に習って下さい。
多分、オレとは合わないでしょうから。😊