【なんで昭和の名曲は失恋ソングばかりなんだ?】

平成も残す所半月あまりとなり、時は「令和」へ移行するわけだが、あえてここで「昭和」について語ってみる。w

昭和と言ってもオレが生まれたのは昭和39年なので、バリバリ戦後生まれなのだ。東京オリンピックは生まれたら丁度終わってた。
だから、一番古いところでベトナム戦争辺りからの記憶しかない。w
なので、1970年位からの記憶に基づいて語ってみよう。

【失恋ソング】

オレの記憶で一番古い歌は、マイク真木の「バラが咲いた」。
当たり障りのない歌詞なのだが、今よく聞くと所謂「失恋ソング」な訳だ。

そこで、ちょっと色々聞いてみた。
心に残ってる名曲と言われる歌の大半が「失恋ソング」だった。w
別にオレが失恋ソングが好きなわけじゃないが、夫々の時代の流行歌を調べてみると、概ね「失恋」がテーマなのだ。

失恋じゃない歌も、概ね恋愛モノ。
付き合ってる2人のノロケ話や、片思いを綴ってたりと、まぁバリエーションは幾つも有るが、殆ど恋愛ソングなのだ。

【70年代のフォーク・ニューミュージック】

まぁ、70年代は、オレも小学生〜中学生位の頃なので、まぁ多感だったわけだ。w
特に邦楽好きでは無かったが、テレビやラジオから流れてくる曲は耳に残る。
そんな耳に残った歌を改めて聞いてみた。

【学生街の喫茶店】ガロ 1972年
オレの記憶だともっと古いと思ってたが、72年だった。
ボブ・ディランって名前が歌詞に出てくるので、ボブ・ディランを聞くキッカケになった曲でもある。
この歌も「失恋ソング」だ。
昔彼女と行った喫茶店で、付き合ってた当時を思い出して、別れた後も未練がましい歌を綴っている。
ん〜、女々しい曲だったんだな…。

【春うらら】田山雅充 1976年
ロックに完全にハマってた頃にラジオから頻繁に流れてた曲で、オレのアタマに残ってるって事は、当時流行ってたんだろう。
で、改めて聞いてみると、これは若い男女の歌なんだが、主体は男の方で、好きな女の子をどうやって落とそうかというような内容。w
自分の手と彼女のおっぱいの大きさを比べる描写とか、なんと言うか…ややエロな要素も含め、ちょっと笑える。w
でも今回唯一失恋じゃない歌だ。

【岬めぐり】山本コータロー 1974年
小学校の高学年の頃、バンドとかフォークグループとかに興味を持ち始めた頃、友達が弾き語りの練習をしてて、その練習曲だった。
まぁ、フォークソングとしては流行ってた方なんだろう。
で、聞いてみると、やっぱり失恋ソング。w
岬めぐりのバスに1人で乗ってて、別れた彼女のことを思い出すという、やっぱり未練タラタラな歌だった。

【さようなら】NSP 1973年
NSPのさよなら。有名な方は、多分オフコースのさよならだと思うけど、これはその前の時代だね。
で、やっぱり「失恋ソング」。
別れた彼女に、未練と言うよりも、恨みったらしい口調で語ってる。w
ちょっとカッコ悪い男の気持ちを一生件吐露してる感が、今聞くと痛々しい。

【さよなら】オフコース 1979年
ついでなので、オフコースの方も…。
これも名曲なんだが、やはり失恋ソング。
もう失恋ばっかり。w
しかも、こっちは別れがリアルタイムで「もう終わりだね。」と来たもんだ。

【22歳の別れ】かぐや姫 1975年
色んな人がカバーしてるんで、誰がオリジナルなのか?と思ってたらどうやら、かぐや姫がオリジナルらしい。
で、これは微妙なんだよなぁ〜。
主人公の彼女は、自分は嫁いで行くんだから幸せな筈なのだが、なぜか前カレを思って切ない気持ちに成ってるという。
だから、失恋ではないんだが、失恋ににた感情を呼び起こす不思議な歌詞なのだ。
でも、自分嫁いでいくクセに、前カレにそんなに想いを寄せてて良いのか?
今後の結婚生活に響くんじゃねーのか?って思う。w
若干、自分とダブってるのが又、ぐっとくるわけだが…。www

【神田川】かぐや姫 1973年
これも、多分失恋ソング。
主人公の女性は昔話をしてる体な訳だ。
昔付き合ってた彼氏の事を淡々と歌うのだが、「若かったあの頃」って事は、若くなく成ってから歌ってるんだろう。
この頃、かぐや姫は名曲やヒット曲が多いのだが、その殆どが手を変え品を変え失恋を題材に書きまくってますな。w

【心の旅】チューリップ 1972年
これも、失恋と言うか、失恋前夜と言うか、”遠く離れてしまえば愛は終わる”と言いつつ”明日は汽車の中”なのだから、まぁ失恋だろう。
でも、今夜だけは君を抱いていたいんだから、未練が有るんだろうな。

とまぁ、例を上げてくと枚挙にいとまがない訳だが、本当に「別れる歌」「失恋」そして「未練たらたら」な詩が多くて、それがヒットしてる。
どんだけ失恋すりゃ良いんだ?🤣
つーか、フォークソング歌手ってそんなにモテなかったのか?🤣

70年代の若者たちは、とにかく恋愛が一大テーマで、皆失恋したかったのだろうか?
出会って喜ぶとか、そう言う歌が殆ど無い。

【あの前歌詞?は何とかならんのか?w】

で、よくフォークソングのライブとかで、お客さんと一緒に歌うみたいなシチュエーションに成る訳だが、その時にのそフレーズの直前に棒読みで歌詞を教えるみたいなの、あれ結構恥ずかしいと思うんだよ。
”いつか君と行った…”♪いつか〜君と行〜った〜♪みたいなやつ。
あの時代はそれが普通だったのかな?
つーか、【いちご白書をもう一度】も失恋ソングだな。w

【現代は余裕が無いんだろうな】

現代は、そんな事にうつつを抜かせるほど世の中が豊かじゃない。
感傷に浸れるほどの余裕が無いのだ。
毎日がギリギリで、皆ギシギシしてる。
実は、恋愛ソングが流行る方が、世の中に感傷に浸れる余裕があって、豊かな時代なのかもしれない。