【青山のクラブ「蜂」】

そもそもコレは本質的に「罪」なのか?

「特定遊興飲食店」の無許可営業の罪で経営者が逮捕されたんですが、果たしてコレは本質的に「罪」なのでしょうか?
「違法行為」で有ることには違いないのですが、そもそも「違法」とされる前から、このお店は営業してたそうです。
「特定遊興飲食店」の営業許可を得るには、特定の許可地域で営業するときしか許可が降りません。
つまり、許可地域以外では、申請しても許可が降りないのです。
この青山のクラブ『蜂』はその特定地域から外れていました。なので、そもそも許可を得ることは現行法では不可能なのです。 しかし『蜂』は、その「特定遊興飲食店の無許可営業」が違法に成るずっと以前からそこに存在してたそうです。
クラブ『蜂』のオーナーは、以前からこの点の改善要求を専門家を通じて国に訴えてたそうです。

法律として定められている以上、その法律を守って営業している業者がいる以上、違法状態を放置してよい訳では無いのですが、今回のこの処遇はかなりの違和感を感じます。
これは、他にも沢山あるんですが、例えばタトゥー問題とか、法律が定まるずっと以前から存在し、事実上、近年まで法規制は行われて居なかったにも関わらず、現状を無視した強引な法制によって、大半の彫師が違法行為を行ってる事になってしまうとか…。

国はクラブや彫師を絶滅させたいのか?

「あるべき状態」と言うか、「現実を鑑みた理想の状態」は幾らでも想定できます。
例えば、法制化以前から営業している店は地域にかかわらず特例として営業を許可するが、新店舗は許可しないとか、許可できないなら、移転の費用を国が面倒見るとか、やり方はちょっと考えれば幾らでもあるんです。
タトゥー問題にしてもそうです。
「タトゥーは『治療』ではないので、医師の仕事ではない。」と言い切る医師も居るのです。それでも、衛生面など整備すべき部分が沢山有ることも事実なので、医師免許が必要とか、事実上彫師を壊滅させるような想定ではなく、彫師として免許制度を作るとか、衛生管理基準を構築して遵守させるとか、やり方は色々あるんです。

でもそれをせずに、理不尽な法規制を後付で作り、それに従えないなら犯罪者として処分するという、強引な方法論が現代社会でそのまま許されて良いものなのかいささか疑問です。

例えば、喫煙者とか、ある日突然「法律が変わったんで喫煙したら逮捕します。」と言われて愛煙家の方は納得できるんでしょうか?

近年の日本人は戦後教育の賜物なのか、こういった権力側の暴走にはとことん無関心・無抵抗で、自分達がどれ程理不尽な世の中に暮らしているかが理解できてない方が大勢居ます。
もっと世の中の変化に関心を持って、明日の生活がどうなっているのかを、権力者の受け売りじゃなく、自分の頭で真剣に考えて、「本来あるべき姿」を本気で追求しなければ、日本の国は一部の権力者にとってだけ都合の良い国にされてしまい、我々一般民衆は税金を貢ぐだけの奴隷にされてしまいます。
この危機感を感じ取って欲しいと切に願います。