【王様行脚】

3日間の王様行脚が終わって、札幌へ帰ってまいりました。
ゴミ溜めの様な狭苦しい我が家ですが、3日ぶりに帰ってくると若干懐かしさを感じますな。w

本日王様は1人で倶知安へ行ってるはずです。
倶知安は初遠征みたいですのでどうなることやら…。w

この3日間王様と行動を共にして王様の人柄にも感動し、改めて凄い人だなぁ〜と思っております。
まぁ、メジャーデビューした人なので、常人では無いことは確かですが、オレはそう言う常人じゃない人が周りに沢山居るんで、若干麻痺しつつ有るんですが、それでも王様は素晴らしい人だなぁ〜って思っちゃうんですよね。

王様の何処がツボなのか?

オレは、正統派のロックが大好きな中年のオジサンです。
1970年代に猛威を奮ったLED ZEPPELINやDEEP PURPLE 等に代表されるイギリスのハードロックが大好きで、またKISSやAEROSMITH に代表されるようなアメリカンハードロックも好きだという、まぁ日本人らしい感性の持ち主だと自負しております。w

王様も世代が近いせいか、選曲のセンスがかなり良い。
60年代〜70年代、時には80年代の洋楽ロックを日本語直訳し全国を旅し続けているわけです。

ツボ1 – お笑いテイスト

オレは、正統派ロックが好きなのとは別に、「コミックバンド」が好きなんですね。
古くは「クレイジーキャッツ」や「ドリフターズ」。
比較的新しいところでは「ビジーフォー」とか。
あと、モノマネが好きなんですね。
90年代〜2000年代に流行った、モノマネ四天王とかね、あの辺のちょっとインテリなお笑いが好きなんですよ。

王様はそこにビシっとハマってましてね。
洋楽ロックを日本語直訳するとか、タダやってたんじゃマヌケな企画を、あの衣装でやってしまうことで、お笑いに昇華させているし、何よりそのネタは殆ど前例が無い。
洋楽ヒット曲に、全く別な日本語歌詞を付けて、日本人歌手に歌わせるなんてのは、古くから有るわけで、それだけだと珍しくないんですが、殆どは真面目に「音楽の良さ」を訴えるもので、原曲が何なのか?なんて誰も知らないに等しい。
尾藤イサオの「悲しき願い」とかね、原曲がアニマルズの「Don’t let me be Misunderstood」だってことを知らない人のほうが多いんじゃないかな?

王様は原曲やそれを演奏するバンドの紹介も面白おかしく行ってから演奏します。
「何処で笑うか?」ってのもちゃんと教えてくれるんですね。

ツボ2 – ギターの再現度が半端無い

この演奏に関する部分は、コミックバンドにも言えるんですが、かなり洗練されて高度な演奏能力が無いと、コミックとして成立しないんですよね。
演奏が完璧だからこそ、ネタが笑えるんですよ。

王様は、現役のロックギタリストでも唸り声がでるようなプレイを毎晩行っているわけです。
夫々のネタ曲は、王様が歌いながら演奏するために、原曲よりもキーが低い場合もありますが、それでも原曲の雰囲気を損ねないレベルの演奏をやってくれます。
しかも、MDプレーヤーに録音されたカラオケをバックに、ギター1本だけで再現してしまいます。

気になる使用機材ですが、60年代製と思われるビンテージのストラトキャスター(ローズネック)に、サンズアンプとノイズアークのオーバードライブのみ。
アンプはそれぞれの会場においてあるアンプをそのまま使います。
好みはRolandらしいですが、Fender、Marshall、VOX、なんでも使います。
何処の会場でも、毎回ちゃんとあのサウンドになるんですね。
これだけでも凄いことなんですよ。
エレキギターのサウンドってギターだけじゃなくて、アンプに左右される面も沢山有るんですが、それを毎回同じ音にセットアップしてしまう耳と技術は素晴らしいと思うんですよね。

これは3日間別な会場で演奏する王様を見てて一番衝撃だったことです。

ツボ3 – トークがヤバイ

もう半ば「飲み屋のおっちゃん」テイストのトークですが、これがまた中高年にはたまらないネタの一つでもあります。
本気か冗談かわからないような、政治ネタや芸能ネタ。
王様の私生活が垣間見れる家族ネタ。
海外アーティストとのエピソード(主に自慢話。w)。

こういう系列の芸能人って、もう名人芸の領域ですから、ワンパターンに成りがちなんですが、王様の場合、セットリストは勿論、トーク(MC)の内容まで、地域や会場に合わせて、微妙にアレンジしてくるんですよね。
この辺の気遣いもサスガだなぁ〜と思うぶぶんでありましてね。

地道なドサ回りを続けながら培った色んなテクニックが毎回駆使されて、あの楽しいステージが繰り広げられるわけです。

ツボ4 – 年間ライブ本数がヤバイ

これは、ツボでは無いかもしれませんが、2017年実績で、230本以上のライブを行ったそうです。
ザックリ、3日に1回はライブやってることになります。
王様はいつお城へ帰っているのでしょうか?w

王様のステージは、前半後半の分けてトータルで2時間程度のすてーじが多いのですが、途中休憩を入れた所で、2時間のステージってどれだけ大変か…。
それを、毎日長距離移動しながら、何日も演るわけです。
今回も北海道5日間連続ライブ。
旭川から倶知安まで、道民以外の人は距離感がピンと来ないかもしれませんが、地図見て下さい。

旭川から倶知安まで、ザックリで250Kmはあります。
最初の公演地は札幌市内。
翌日、江別市野幌。
翌日、苫小牧。
翌日、旭川。
最終日、倶知安。
移動距離総数500Km超えるんですよね。

今回は、オレが車を出して、馬車担当家来をやりましたが、江別〜旭川までの3日間だけです。
それでも、車の走行距離はメーター読みで300Km超えました。
基本はこれをJRなど使って1人で回るわけです。(時折家来が送迎する事もありますが…)
その疲労感たるもの…。
当然、ライブの後はその場で打ち上げ。
物販を行い、ファンサービスでサインしたり記念撮影したりと夜遅くまで仕事してホテルに帰って、翌日はチェックアウトとともに移動!を繰り返すわけですよ。

オレも、若い頃に全国行脚やったことありますが、3日連続でライブやると、4日目には必ずミスするんですよ。
疲れがたまってしまって、凡ミスを頻発するように成る。
しかし、王様はそんなこともなく、今回なんか実は右手の人差指を怪我してましてね。
そんなことを微塵も感じさせないプレイをしてますが、ライブの後は、指が痛いと嘆いて居られました。w

王様今年の夏も北海道に来るそうです。

個人的に、今一番身近に見られるコミック系音楽人は王様です。
音楽ファンは勿論、お笑いやモノマネ等が好きな人も楽しめます。
個人的には、ジミーペイジの真似をしてるときの王様の顔がツボです。w

どうですか?
王様に見えてきませんか?w
夏が楽しみだ。(^^)