音楽学校

今まで「ポップスを習う」事にかなり抵抗を感じていたが最近は感じなくなってきた。
15〜6年ほど前になるが、札幌にMI札幌校の立ち上げ準備が行なわれてた頃に、「MIでギターを教えないか?」と誘われたことがあるんだが、結局悩んだ末に断った。
 
理由は、当時サラリーマンをしていたので、GITの為に時間を割くのが困難だった事と、もう一つは「ロックなんか習うものじゃねーだろ?」って考えがあった。
 
実は更にその10年ほど前から、当時はアメリカのMIで世界的に生徒を募集していて、親しい友人のドラマーがそのカリキュラムに参加するべく、英語の勉強をしつつ渡航費を貯めていたのを見ていた。
 
「アメリカまで行ってドラムの勉強ってなんだそれ?」ってのが、正直な感想だった。
まだ「楽器演奏を習う」って習慣が根付いてないので、クラシックの音楽家ならともかく、ロックやポップスやるのに、誰に何を習うんだ?って思ってたんですよね。
 
その彼が約1年アメリカに滞在し、現地で生活しながらスクールに通い、ドラムを習得してきた。
多分実質半年くらいだったと思うが、その短期間で彼は大きく化けた。
もう地元じゃ誰も彼に追いつけないだろう事は明白なほどカレのドラマーとしての腕前は上がっていた。
 
「スゲーなアメリカMI!」と思った。
彼以外で身近な所でMI(L.A)に行った人は当時は殆ど居なくて、オレはMIに行くと皆彼の様になると思っていた。
しかし現実は違った。
オレの感覚では「こいつはダメだろ?」ってミュージシャンの方が多かったんだよな。
アメリカ帰りで著名なミュージシャンに師事したことで、若干天狗になってるような奴ばかり。
演奏させると使えない。w
でも理屈だけは立派で、ガンとして他の意見を聞き入れないし、何につけても上から目線。
こんな奴とは一緒に音なんか出せないなぁ〜と思ったことで、オレのスクール嫌いが始まった。
つまり、「(スクール卒は)頭でっかちに成るだけで、良いことがない。」と思ったわけだ。
なのでそれ以来スクールにはかなり否定的だった。
そんな事があった数年後、例の札幌MIの講師に誘われた訳だが、まぁ結局断った。
 
で、その後数年経過して、スクールは割りと当り前で、其の気に成れば誰でも通えるし便利でお手軽。もっと言えば、学生の進路選択肢の一部としても機能している。
ただし、就職率は微妙だがね。w
 
そこで、オレもそろそろ意識を変えていかなきゃならんと思い始めたのが10年前。
GITは断ってしまったので、他で講師でもやろうかと思ったが、自分は完全に我流なので、所謂システマチックな講義は出来ないので、まぁ自分流にのんびりやろうと思うようになった。
で、色んな生徒さんと出会うことで、このスクールって形式の真実が見えてきた。
 

オレが嫌っていたスクールは、先生や学校の問題じゃなく、そこに通う生徒の問題だったことに気がついた訳だ。

 
つまり、生徒のやる気の問題というか、意気込みの問題だってね。
オレが講師をやる場合は、「教えてもらおうとするな。盗み取れ。」と言ってる訳でね。
オレの技量がどの程度かは知らんが、その生徒はオレから何かを学びたいから他のスクールを選ばないで、オレの個人レッスンを選んだんだろう。
ならば、その生徒はオレから技術や思想を盗めばいい。
「教えてあげるからお金ください。」とは最初から言ってない。
逆に、そういう気持ちの生徒は1ヶ月で辞めていくが、オレは追いかけない。
そんな生徒を無理矢理つなぎ留めてまで、地元の音楽のクオリティーを下げたくないからだ。
盗むチャンスを与えるから、その時間オレを拘束するわけだから、対価をよこせと言ってるわけ。
中身はオレが充実させるんじゃなく、生徒が自分で充実させるように仕向けてる。
 
で、結果的に其のくらい貪欲じゃないとモノにならない。
だから頭でっかちに成ってる奴は、先生に甘えてて、自分じゃ何も追求してないに等しいと思うんだ。習ったことが全てで応用も何もないような画一化された人材というか…。
それでも、その条件下で優れた奴は出てくるわけで、そういう奴は多分、スタジオワークやバックバンド等では重宝されるだろう。
技巧的で、知識もあるが、個性がない。
出てくるフレーズは教科書のままだが、こんな「STAP細胞並に便利で使いやすい材料」は他にないだろう。
 
ただ、

本当にやる気のあるやつは、スクールに通おうが、個人レッスンを受けようが、我流で独学だろうが関係ない。

必ず、頭角を現すように成る。
自分の生徒の中から、そういう奴が出てくれば嬉しいが、現実は中々厳しいよね。w
そもそも、そういう奴はオレのレッスンには来ないだろうけどね。www
 
 

歪み系ペダルの話。

ここ最近、ペダルの見直しをしてるのだが、70年代モノのマーシャル1987+グリーンバックのAキャビってコンビネーションなのですが…。
 
現状のペダルセットは…。
 
DEAN 79V + DiMarzio DP100
 ↓
tc electronic PoriTune mini
 ↓
TDC 005 CLASSIC LEAD
 ↓
Molly VAI1
 ↓
ZOOM G3
 ↓
BOSS FV100
 ↓
4つ穴マーシャル1987→Aキャビ・グリーンバック
 
なわけです。
で、ディストーションと空間系をG3で作ってるわけですが、ノイズリダクションが効く瞬間のタイムラグで一瞬ハウリングが起きるのです。
で、歪加減やなんかを調整して行くと軽減するのだが、今度は音色がイマイチに成ると言うジレンマ。
 
そこで、G3で歪ませるのを止めて、アナログペダルに回帰しようかと画策し、手持ちの古いペダルを持ち出してきた。
用意したのは…
BOSS SD-1改(90年代の国産をベースに艶ありJRC4558DDを盛り込み、一部の回路変更とクリップダイオードを変更してある)
BOSS OD-1(80年当時のノーマルのママ)
BOSS OD-1改(80年代当時モノのジャンクを修理したもの。2005年に修理した時点でOPA以外の全ての電子パーツはその時点のパーツに置き換えられている。OPAは艶ありJRC4558DDで、基板はオリジナルで回路変更は無し)
BOSS MD-2(ノーマル)
MAXON D&S2(70年代ものでノーマル)
Ibanez JEMINI(スティーブ・ヴァイモデル・ノーマル)
Bixonic Expandora(1994年製の初期モデル・ノーマル)
SCHECTER DRAGON DRIVER(小林信一モデル・初期型ノーマル)
 

まず、結論。

オレが持ってるマーシャルが古すぎる。w

 
比較的最近のモデルである、JEMINIとDRAGONDRIVERを最初に試した。
 
◆ DRAGONDRIVER(以下DD)。
こいつは、以前JC120で試した時はすこぶる良かった。
歪は何処までも深く、トーンコントロールでかなり広範囲の音色が作れたので期待していたが…古いマーシャルとは合わなかった。w
年代が違いすぎるのか、DDの得意な音域と、古いマーシャルが得意とする音域が全く合ってない。w
アンプ側が軽くクランチする(1987はそれがデフォルト。所謂JCみたいなクリーンなんか出ない。w)ので、ソレに合わせて歪を調節するが、トーンが全くマッチしない。w
DDのトーンを弄るが「ここだぜ!」ってポイントに出会えない。
数分試したが、これ以上試しても意味ないなと直感的にわかるほどマッチしなかった。w
 
◆ Ibanez JEMINI。
VAI先生御用達のDriveEffectですが、こいつだとハウリングを起こす。w
つまり、ZOOM G3 のノイズリダクションをOFFにした状態に近い。w
GAINのメモリが0とかじゃない限り、LEVELを上げるととたんに泣き出す。
こいつも4つ穴は嫌いらしい。w
ハウらない所で無理やり使ってみると、全体にモコモコしたサウンドに成るためコレもNG。
現代エフェクターからは、4つ穴は嫌われものであるらしい。w
 
◆ MAXSON D&S2。
こいつも当時は銘器だったんだが、今聞くと半ばぶっ壊れたFAZZ。www
GAINを上げていくと、変なコンプ効果がでて、「ンッガー」って感じになる。
GAINを下げ気味にすると、原音に膜を貼ったような解像度の低さが目立つ。
なので、ヌケを意識して調節すると、結局LOWが無くなり、音痩せが強調されるので、これも頂けない。
 
◆ BOSS OD-1。
こいつも銘器で、当時JCM800 1959にこいつを繋げるといい感じだったのを覚えているが…。
現代版(当時)1959なJCM800は、ソレまでの70年代のビンテージ1959に比べて歪が増しており、低域がかなりブーミーに成っている。
其のため、OD-1の音やせはそのブーミーさを取り除いて、ヌケを良くしてくれる効果があった。
つまり、ビンテージ1959的な分布のママ歪だけが増す感じに出来たわけだ。
しかし70年代の1987では「音やせマシン」でしか無かった。w
ある程度音やせが気にならなく成るようにするには、音量をかなり上げなくてはいけない。
そうすれば確かに歪むが、まるでウッドストックのジミヘンの様な音になる。
SymphonicMetalやってんのに、音Woodstockとかありえん。w
いい音なんだが、パープルヘイズやるには丁度いいが、自分のバンドでは使えない。w
 
◆ BOSS OD-1改。
2000年代のパーツに置き換わってるんで、所謂ブティック系と同じ感じのはずだが…。
オリジナルよりも、少し解像度が高いくらいで、気分はちょっとHi-Fiなジミヘン。w
試す時間がもったいなかった。w
 
◆ BOSS MD-2。
G3を導入するまで、実はこいつを使ってた。
しかし、その当時はJCM900を使ってたんで、これでも良かった様な記憶がある。
で、4つ穴1987に使うと…もうブーミー過ぎて嫌になる。w
どう調整しても「ブー」としか言わない。
 
◆ Bixonic Expandora。
購入当時は、手元ボリュームやピッキングニュアンスに追従する、コスパの良いペダルだった。
モードはクランチモード。
こいつをつなぐと…シャリシャリ。w
痩せ痩せになるので、これもちょっと厳しい。
痩せを考慮した音色を…と思うが、知ってる人は知ってると思うが、ビンテージの4つ穴マーシャルのトーンコントロールなんか、気持ち程度にしか効かないので、4つ穴のトーンは歪ませるためにフルにして使うのが定石だった。
だから、アンプでトーンコントロールとか殆ど出来ないし、事実上意味が無い。w
コレはこれでいい音なんだが、オレの出したい感じとは違う。
 
◆ BOSS SD-1改。
今回の中ではこいつが一番良かった。
若干痩せるがまぁフォローできる範囲だったし、歪み方もわざとらしくなく、自然な感じで1987をそのままブーストしたような感じ。
ただ、ノイズが多いのと、やはり解像度が落ちる。
我慢できないこともないが、弾いてるウチに気になりだす。
音の方向性はやはり古いハードロックな感じで、言う成れば、VAN HALENのブラウンサウンドに近い。
つまり今時の太いディストーションとは程遠い訳だ。
ウチのバンド的にはこれでも良いのだが、もう少し解像度を上げたいのと歪を深くしたい。
これをベースにまた改造するしか無いのかなぁ〜?とか思いながら取り敢えず今回は却下。
 
◆ TDC 005 CLASSIC LEAD。
ついでにこいつを単体で鳴らしてみた。
こいつはダントツで最高!
改めて、コイツの高性能さを感じる。
痩せ感は殆ど感じないし、解像度も殆ど下がらない。
GAINを低く設定すると、ONなのかOFFなのかが判らないほど自然な音がする。
で、GAINを上げて、イコライザーで積極的に音作りすると、これまた丁度いい所でいい感じにドライブする。
弾き比べてわかる、このペダルの底力。
過去の銘器が全部化石に見える。
サウンド的には、SD-1系っぽくも有り、TS9系っぽくも有る。
まぁ、所謂4558サウンドだが、イコライザーの定数設定が抜群によい。
弄りたいところがちゃんと弄れるから、思った通りの音が出てくる。
こうなると、これの歪増大バージョンの007を試したく成る。
でも、予算が…。orz
 
で、結果的にZOOM G3に戻ったわけだが、デジタルエフェクトとは言えかなり優秀だってことが改めて解った。
確かにデジタル特有の音やせ感あるが、解像度やヌケの良さは従来のアナログエフェクターじゃ太刀打ち出来ない。
工夫すれば痩せも軽減できるし、TDC005と併用する事で、鮮明な中にもウォームなサウンドを紛れ込ませることも出来る。
 
結果的にG3に戻ったんだが、例のハウリング問題が解決しないので、やっぱ歪み系はアナログに移行したいなぁ〜とちょっと思う。
何か良いペダルはないかなぁ〜?www