【recall15週年ワンマンライブ】

実は、いつ加入していつ辞めたのかよく覚えてない。w
其のくらい自然に通過した感じがする。
と言うか、加入前からバンマスの谷藤氏とは結構な親密度で付き合いもあり、辞めた後もヴォイスワークス札幌のお世話になっているので、別に険悪になって辞めたわけじゃない。
なので、本当にいつからいつまでがオレの在籍期間だったのか定かじゃないというか、よく覚えてない。w
まぁ、ブログとか漁れば出てくるんだろうけど、そこまでして確認するような話でもない。

大切なのは、recallが15年続いてるって話だ。

オレは概ね4年ほど在籍してたらしい。
谷藤氏のMCではそういうことになってる。
その間何をしてたのか…。
旧来のアコースティックな曲をエレキバンド用にロックアレンジしたり、新曲のアレンジしたり…結局在籍中にrecallの為には曲は書かなかった。
というよりも、書けなかった。
完全にロック畑のオレ…というか、バカのひとつ覚え的にロックしか知らないから、recallのような無国籍かつノージャンルなバンドで演奏する曲などどう書くべきか分からなかった。w
なので、旧来の曲も「○○風な感じにするよ!」って事で、イギリスの某モンスターバンドをこれでもかってほど意識したアレンジを施した。
まぁ「ロック」をより音楽的に分かりやすくするにはちょうどよかった。
ダブルネックギターも使ったしね。w
オレが加入する前、recallは「アコースティックロック」と名売ってた。
今だから言えるが、オレ的に「アコースティックがロック」ってのは違和感があった。
ロックってそもそもバンド形式であるはずだし、エレキギターが発明されてから出来たジャンルなので、アコースティックロックってのはその造語感からも違和感ありすぎた。
イギリスの某モンスターバンドは、アコースティックな曲も演るけど、それはケルト民謡やトラッドフォークの焼き直しだったりするわけで、いわゆる「ロック」とはちょっと違う路線になる。
 
で、仮にもロックバンドだって言うなら、普通にロックしましょうよって思ったんだよね。
しかし、いざエレキ楽器に置き換えるとこれまた色々と問題が出た。w
オレも含め皆さん日本人でして、グルーヴがロックにならない。www
バックビートがちゃんと取れないんだよね。
ともすると、モタるか、ただ遅いだけになる。
これを克服するのは本当に至難の業だった。
オレは物心ついた頃から洋楽にどっぷり浸かっていたのでまだなんとかなったが、他のメンバーはそこまでロックに浸かってないから、和洋折衷と言うか何というか、いまいちロックのグルーヴが出ないんだよね。
どこか歌謡曲の体を残したまま進行する。
 
多分ね「歌」だと思うんだよね、原因は。
皆、歌を重視しすぎる。
だから、全体のサウンドがお座成りになってしまう。
 
ロックって確かに歌詞と言うか歌も重要だが、それ以上にリフやビートが重要だと思うんだよね。
だから、歌がない部分でのリフやビートがちゃんとしてないとロックに聞こえない。
でも、日本のロックの殆どが「歌」を作ってしまっていて、「曲」を作ってない。
歌にコードを載せてなんとなくジャラジャラ弾き語って、それで一応完成みたいな人が多すぎる。
recallも当初はそうだった。
だから、オレにはロックに聞こえなかったんだよね。
なので「演奏を聞かせる」部分を数多く取り入れた。
イントロ、間奏、エンディング…これらは歌う人にはどうでもいい部分かもしれないが、ロックバンドはここが大切と言うほど重要な要素だ。
イントロ聞いただけで「あの名曲だ!」ってわかる曲あるでしょ?
ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウオーターとか、イーグルスのホテル・カリフォルニアとかね、イントロ1フレーズで「あーーー!」ってなる。
そこに個性を盛り込む。
日本のロックバンドでこの域に達してるバンドって殆ど無い。
だから、殆どのバンドがロックに聞こえない。
 
そこでオレは強烈なイントロや、唐突な間奏をふんだんに取り入れたんだが、曲の余りの変貌ぶりにみなさん躊躇したようで、本当に慣れてもらうと言うか、形にするのに半年以上かかった。
でもなんとか形にしてアルバムを制作したんだけどさ。
出来たアルバムはエスニックな感じも取り入れてて、某モンスターバンドっぽさが増してしまってかなり笑ったけど、あれは狙ったからって誰にでもできるアレンジじゃないと自負している。
 
自分が手がけた曲はほぼイメージ通り仕上がってるし、まぁ文句はない。
原曲が良いせいもあるが、十分ロックのテイストで聞いてもらえると思う。
谷藤氏の歌はどちらかと言えばパワーボーカルで、存分にシャウトしてもらえるようにかなり派手でスピード感あるアレンジをしたり、逆にゆっくり歌うことで怪しさや哀愁なんかも出せるようなアレンジもした。
 
今のrecallは誰がマスターアレンジャーなのか知らないが、オレがいた頃より歌のウェートが重くなったような気がする。
それに今日見たrecallはオレが在籍した当時から見ると随分とお洒落になった。
サックスが入り、谷藤氏は立ちボーカルから、キーボードを本格的に弾く事でアレンジの幅を広げてゴージャス感が増していた。
まぁ、一言で言えばJロックとでも言うか、recallなりの歌謡重視のスタイルを確立しつつあるんだろう。
ステージも「谷藤勝彦と仲間たち」的な佇まいになってて、メンバー全員が同列で個性をぶつけ合ってる感じはしない。
むしろ、谷藤氏の歌をどうコンプリートさせるかを他のメンバーが全員で考えてるような感じを受ける。
 
だから、逆にオレがいた頃は、recallはロックの勉強をしてたんじゃないかと。。。
今はその勉強が終わって、recallなりに噛み砕いた結果を演奏して居るようにも見える。
それが証拠にオレが加わった演奏は、其の前後のrecallとは異質な空間が広がったと思う。
まぁ、ステージでの個性のぶつかり合いとでも言うか、その個性をぶつける感覚が既にロックなんだけど、今のrecallはそこまではしない。
だから、オレが加わると結果ぶち壊すんだろうなと…。w
 
結論から言うと、オレはやっぱ辞めて正解だった。
オレがいたら、今のrecallは無いだろうし、ただ小煩いロックバンドでしか無かったろう。
オレが辞めた直後は、オレの付けた方向性を踏襲するスタイルだったけど、いつの間にか路線が変わってて結局今の方がよりrecallらしい。
多分お客さんが求めてるrecallの音はこれなんだろうなって思う。
オレが出してた音はお客さんが求めた音じゃないし、バンドが求めた音でもない。
やっぱ、学習期間とでも言うかそれまでのrecallに足りない要素を植え付けてる期間だったなと思うわけだ。
実験的なことも多々やったしね。
 
ま、20週年に向けて頑張ってほしいなと。
オレはオレで、Phantom of sorrow 結成10週年に向けて頑張りますんで。w

※ちなみに今7年目です。w