【チューナー考】

某グループでチューナーについて盛り上がってたのを読みつつ、オレ的チューナー考みたいなものが出来てきたので、忘備録的に書いておこうと思う。
まず、チューナーに関する思い出話から。w
電子チューナー(チューニングメーターと昔は呼んでいた)が一般に普及しだすのは、80年代後半。
ソレまではビギナーが個人で買うにはちょっとハードル高い感じのものだった。
一般向けに販売された国産初チューニングメーターは、KORGのWT-10。
75年当時、地元の某有名楽器店の一番奥にリペアーブースがあったのだが、そこの棚に鎮座しておられた。w
アナログの針式チューナーだった。
その後に、WT-10の半額以下でギター専用チューナーが出た。
GT-6ってやつだ。
当時の定価で8500円で、今で言うなら15000円くらいの感じ。
各弦にダイアルを合わせて、その弦を調弦すると言う仕組みで、当然レギュラーチューニングにしか対応してなかった。w
それでも画期的で、オレは85年頃にこいつを中古で入手した記憶がある。
聴感上の精度も今と大差ない。
恐らくは、±1cent程度の精度はあったのだろう。
コレがオレの初チューナーだ。
その後、1983年にBOSSからTU-12が発売される。
本当はね、このオートチューナー(今じゃ当たり前だが弦を選択しなくてもチューニングできるように成ったのだ!)が欲しかったのだが、予算が足りなくて、中古のGT-6を買ったのだよ。www
同時期に、KORGでもAT-12っつーオートチューナーが発売されてたが、そっちには興味が無かった。
その後、TU-12〜TU-12H〜DT-2〜ST777〜DT-10と続く。
TU-12以降は、全て±1centの誤差で殆ど同じだ。

質問:なぜチューナーを使うのか?
答え:楽だから。w
身も蓋もないが其のとおりなのだ。
一般の人でもちょっと訓練したら、耳で誤差2cent程度でチューニングできる。
普段から割と本気で楽器をやってる人ならそれこそ誤差1centレベルくらいのチューニングは出来る。
つまり、チューナーと耳を比べたら耳と大差ない、もしかすると耳の方が誤差が少ないくらいなのだ。
なのになぜ、チューナーを使うのか?楽だから。w
コレに尽きる。
人間は体調や気分で体の反応や能力が結構左右される。
特にピッチ感は体調悪いと全く感じれなくなることも有る。
そういう時こそ、電子チューナーの出番で、視覚的にチューニング出来るのは嬉しい。
さらに、ライブステージなど、雑音で音が聞こえない時なんかも、視覚的に確認できるのは嬉しい。
そういう「便利さ」の為に使ってるに過ぎない。
昔は、イントネーションチューン(オクターブチューニング)も耳でやってた。
で、地元の某楽器店で以前セットアップや簡単な修理なんかの請負をやってた頃に「オクターブチューンはチューナーで正確にやってね。
」とお店の人に言われたことが有る。
チューナーが正確だと信じきってるわけですよね。
まぁ確かにチューナーを使えば1centの誤差でチューニングできる。
でも耳だともっと細かい誤差でチューニングできるんだよね。
もっと言えば、ギターってのは、弾くポジションでチューニングの狂い方が変わるし、どのポジションでも完璧ってのは物理的にありえない。
だから、どの辺をどう使うかってのをある程度把握した上で、よく使うポジションがより良くチューニング出来るように、あえて誤差を利用する場合もある。
そういう荒業は電子チューナーには出来ない。
だから、耳が最終的に重要になってくるんだが…。
当時既に電子チューナー神話は確立してて、そういったギターが本来持っている誤差の話は無視されつつ有るよね。
つーか、今はもう完全にギターが基本構造は勿論、物理的に完璧な状態であることが前提で語られることが多い。
でも実際は、ネックが反っていたり、ブリッジやナットが狂っていたり、フレットが狂っていたりと、完璧なギターなんてのは存在しない。
それぞれの誤差を吸収できるのは、耳だけなんだよなぁ…。
あ、話が逸れたが、使う理由は「楽だから」。w

質問:精度はどの程度あればいいですか?
答え:精度は高いに越したことがない。

でも±1cent程度で普通だと思うんですが、殆どの電子チューナーがその程度の精度だし…。
オレはもうこれじゃ我慢できなくて、最近はポリチューン2(±0.1cent)ってやつを使ってます。
いわゆるストロボタイプのチューナーで、こいつでチューニングすることに慣れると、±1centじゃ、狂って聞こえる。w
なので、結局耳でチューニングし始めて、結果的にチューニングが出来るまで時間が掛かる。
なので、精度を上げて1回で決まるようにと思って、ポリチューン2にした。
家でも、ボードの中でも使ってる。

質問:結局どれを買えば幸せですかね?
答え:そりゃ個人の感性によるだろ?w

身も蓋もない答えが続きますが、コレばっかりはね。w
何が幸せかなんて人によりますからね。
オレは、精度が高いのが幸せ。
なので、精度の高いポリチューン2が採用になりました。
けどお金沢山ある人なら、ピーターソン買えばいいじゃんとも思うし、使い勝手を重視するなら、ソニーの新しいやつや、KORGの新しいやつでもいいんじゃない?
勿論、BOSSのTU-3でもいいと思う。
ちょっと前にね、このへんの鉄板チューナー対決見たいのを個人的にやってみたんで、其の時の話をコピペしておくよ。

2014/12/19先日、チューナーを買いに行ったんですが、ちょうどこちらでもチューナーのお話が出てて、なんか個人的にタイムリーな話題だったんで、先日の様子をレポしたものがあるので、こちらにもコピペします。
ピッチ調性するのに使いやすい(つまり制度が高くてサクっと合う)チューナーを探しに、楽器店へ行きました。
ライブでも使えるようにフロアタイプを選んだんですが、候補は3種類。

1)tc.electronicpolytune2mini(8925円)
2)BOSSTU-3(9000円)
3)KORGDT-10(7000円)
※単価はそれぞれ店頭価格。
の3種類。
まぁ、定番の3種類で、一番設計が古いKORGが不利かと…。
チェック方法は、その場でピッチ調整(イントネーションチューン)をして、メーター上合ってるのを「目」で確認して、その後アンプに繋いで音を出して、「耳」で確かめると言う方法を取りました。
ギターはお店の試奏用のストラトキャスターを借りました。w
確認したい部分は2項目。
1)メーターの振れが止まるまでの時間。
は、弦を弾いて音程チェックが確定するまでの時間。
正確に測れないので、概ねの体感時間で判断してます。

2)正確さ。
上記のチェック法で、チューニング後にハイポジションでコードを弾いて、ゆらぎを確認すると言う方法を取りました。
決論から先に言うと、ダントツで、polytune2の圧勝でした。

1)メーターの振れが止まるまでの時間。
一番遅いのがDT-10次がTU-3ですが、この2つは言うほど差が合ったわけじゃなく、まぁどっちも似たようなものだけど、若干TU-3の方が早いかな?って感じ。
店の試奏用ストラトを借りて、狂ってるピッチを調整したんですが、このメーターが止まる時間の差は、そのまま調整時間に直結するので、早いほうがいいわけですよ。
polytune2は、概ねBOSSの半分の時間で調整が終わりました。
あと癖もあるらしく、TU-3はG弦E弦が苦手みたいですね。
DT-10はどの弦も平均して同じくらい時間がかかってました。
polytune2は、概ねBOSSやDT-10の半分くらいの時間で済んでまして、最後に全部の弦をじゃら〜んと鳴らすと全部の弦のピッチのブレを全部まとめて見ることが出来ますので、その状態で全体のバランスを確認できます。
ここがポイント高いかなと…。

2)正確さ。
ピッチを合わせた後、アンプに繋いで、ハイポジションでのコードを1発!で、ゆらぎ具合を確認したら一番ゆらゆらなのは、BOSS。
次が、KORG、で殆ど揺らがなかったのは、polytune2と言う結果になりました。
一番甘かったのは、BOSSTU-3ってのは、予想外でした。
定番のフロアタイプチューナーだし、もっと正確なのかと思ったんですが、どうも高音部分はより高めに反応するらしく、TU-3で合わせた後に、polyやDT-10で測ると、ハイポジション(12F辺りから上)の音が全部低く成ってしまってます。
つまり、実音よりも高めに表示されてるってことでしょう。
これは慣れないとちょっと使えないかも〜って感じです。
DT-10はTU-3よりマシですが、やはり高音が苦手なのか、polyで測ると、TU-3と同じような結果になります。
価格帯が似たり寄ったりなので、どれでも同じかと思ったんですが、早さ正確さ共に、オレの中では、polytune2の圧勝という結果に終わりました。
本当は測定器使って図りたいんですが、さすがに店頭ではそれは無理なんで、オレの耳と目で確認した次第です。w
こんな感じでした。