北国ギター!ワークショップ(8)

【意外と知らないロックのノリ】さて、年に1〜2回しか更新しない北国ギターシリーズ。w
オレも年々パワーアップしてるので、数年前に記事とか読み返すと、何いってんだか?って思う部分もあるが、まぁそれはそれで軌跡ということで残しておきます。
今回は、ギタリスト的なロックのノリの話。
ここ最近は、邦楽ロック(J-ROCK)が定着して安定してきた感があります。
サウンドコンセプトも、海外のバンドに負けない、もしくはそれ以上のバンドも増えて海外でも日本人が活躍するようになってきましたが、まだまだアメリカやイギリスの「ロックの本場」では通用してません。
(キッパリ)※「某ロックバンドとか全米ツアーやってるじゃん!」みたいな話は別な話なので、ここでは受け付けません。
後日個別に受け付けます。w
で、なぜ受け入れられないか?もちろん、広い意味での人種の問題です。

1)英語が出来ない。(意思の疎通が出来ない)
2)色んな意味でノリが悪い。(言葉がわからない所為も多々ある)
3)表情が無いのでわかりづらく、取っ付きづらい。(これこそ人種の問題)
てのが、ダメダメ3大要素みたいです。

英語ができないとか、人種の問題はオレの守備範囲を超えるので割愛するが、「ノリが悪い」ってのは、少し話ができるかなと。
特に、音楽的な部分での話ね。
今のJ-ROCKとか言われてるようなのは、オレに言わせりゃ、昭和歌謡の延長上にある訳で、ロックじゃない。
まぁ、ロックじゃないから、頭に「J」の文字が付いてるんだろうけど。w
逆に、アメリカやヨーロッパのポップスは全部ロックに聞こえる。
なぜだろうか?少なくとも、マライア・キャリーを昭和歌謡だと言うやつは居ないだろ?w
結論から言うと、「3拍目に重みを感じないとダメ」って事。
以下は戯言。w
面倒な奴は読まなくてもいいよ。www
まぁ、根拠は色いろある。
1つ目はコンダクターの指揮棒の振り方を思い出せ。
中央上から振り下ろして1。
そこから左へ移動して2。
左端から右端まで一気に横断して3。
そこからスタート地点へ戻って4。
3拍目だけ間延びしてる事がわかるだろう。
この3拍目の間延び具合でノリが決まるのだが、日本人の感性では、この3拍目の間延び感が出せない。
だから「ロック!ロック!」と言いながら、昭和歌謡ってか演歌にしか聞こえないんだよな。w
2つ目は数の数え方というか、感じ方。
ローマ字を使う連中(当然、イタリア、フランス、ドイツなんかも含むよ)は数を3つしか数えない。w
というと言い過ぎだが、実際に見てると概ね3つまでしか数えない。
日本人は逆に4つ数えるんだ。
例えば、俳句。
「5・7・5じゃねーか!」と思うかもしれないが、よく考えてみろ。
(5音+休符3拍)+(7音+休符1拍)+(5音+休符3拍)になってねーか?wこれを更に分解すると、(4音+(1音+休符3拍))+(4音+(3音+休符1拍))+(4音+(1音+休符3拍))になってねーか?wこれは4拍を感じてるからこうなるんだよ。
じゃ外人は?w((3音)+(3音)+(3音)+(3音))として、4拍を感じてる。
※この3音は3連符になる。
これなぁ〜話すと長いんだが、一応書いておく。
面倒な奴は読み飛ばせ。w
そもそもの西洋音楽、つまり今オレたちが一般に「音楽」と呼んでるものがそうなんだが、こいつの起源を考える必要がある。
一般に言われてる通り、「グレゴリオ聖歌」から来てるんだよな。
ポリフォニーが開発されてから、イタリアとフランスで西洋音楽として発展するんだが、どちらも基本的に宗教音楽を起源としてる。
この中世西洋音楽を実際にYoutubeなどで検索すると、リズムの取り方の根本が全部3連符の連続に成ってるのが聞き取れると思う。
つまりヨーロッパの連中は、3つで1つなんだよな。
だから、3/4や6/8の曲が圧倒的に多いし、4/4でも、1拍は3連符だったりすることが非常に多い。
これは起源9世紀にグレゴリオ聖歌がネウマ譜に記載された頃から伝わる由緒正しい「感性」なわけで、ヨーロッパの連中はこれで育ってる。
ここが根本的に日本人と違うところだ。
日本人の感性による音楽といえば、雅楽がある。
随分前だが、芝のCDがあったので聞いてみたが、そこには西洋音楽で言う「リズム」と言う概念がない。
西洋音楽と共通して存在してるのは「ハーモニー」だけだ。
まぁ、ハーモニーがあるので、当然メロディーも存在するんだが、主眼はハーモニーのようだ。
これがつい最近、18世紀まで日本の音楽だったわけだ。w
で、開国してから西洋音楽が沢山入ってきたが、日本人にとってはリズミカルな西洋音楽は新鮮であって、それを真似しようとする奴が続出する。
しかし根本の数の感覚が違うので、西洋音楽のリズムを「正しく」理解できない。
表面的な拍子にとらわれて、その中に流れてる数の感覚まではコピー出来ないのだ。
なので、日本人の作る曲の殆どは4/4だし、其の中に3連符は存在しない。
この部分は1000年前から英才教育を受けてきたヨーロッパ人と、高々2〜300年しか聞いてない日本人じゃ比べ物にならないことは明白。
だから頭で考えて修得するしか無いので、知らなかった人、気になった人は気にして音楽聞けばいいと思うよ。
で、3つ目は、言葉。
ロックってのは、元々英語圏で発生している音楽だ。
だからロック独特のノリはこの英語に起因する部分が大きい。
特に、数を数えるときの、ONETWOTHREE。
アメリカ人は元々イギリス人なので英語だし、現地で使用人として使ってた連中は黒人だが、強制的に英語での会話を求められてた。
なので、皆さん、ONETWOTHREEFOURなわけだ。
ここで注目は、3だけ間延びしてること。
これは発音の問題なんだが、1234と数えながら練習するわけなので、どうしても3が間延びするわけだ。
これが、みんながいうところのグルーヴってやつに関係してくる。
余談だが、オレはこの「グルーヴ」ってのが具体的に何を指すのかよくわからん。w
つか、これを明確に答えられる奴に会ったことがない。www
しかも、ロックやポップスでしか使われない言葉なので、クラシックの音楽家にグルーヴの話をしても意味が無い。w
だからオレは、グルーヴの代わりに、より曖昧でわかりやすい(笑)「ノリ」って言葉を使うようにしてる。
話が逸れたが、これを日本語で置き換えると、1234と数えるときに、いち、にぃ、さん、しぃ…と数えると思う。
これだと、2と4が間延びしてしまい、英語のソレとは趣が異なるわけだ。
でも、日本人だからいち、にぃ、さん、しぃと数えて練習する。
これは音楽で海外留学してた人でも、意外と「いち、にぃ、さん、しぃ」と数えてたりするんで中々直らない習慣なんだなと思う。
かくいうオレもふと、いち、にぃ、さん、しぃと数えることがある。w
でも、1拍に3連付を感じるようにはしてるけどね。w
ここからわかる事は、1小説(4/4)の中でアクセントがいくつあるかってことにつながる。
日本語だと、2と4拍が間延びしてそこがアクセントに成る。
英語だと3泊目が間延びするので、そこがアクセントに成る。
全体のノリはその間延びしてる拍で調節するので、日本人の感覚では1小説に2箇所の調節箇所があるのでより細かく調節できることになるが、そこに求めるノリを見出すのは難しいだろう。
英語圏の連中は3拍目しか調節場所がないので、とてもEASYだが、魅力的なノリを出してくれる。
こうして出来たベーシックに、イギリスではケルト民謡やトラッドフォークがミックスされ、アメリカで更に黒人のジャズやブルースがミックスされて、今のロックやポップスがある。
つまり日本の要素など欠片もないのだ。w
だから当たり前だが、ロックやポップスではヨーロッパやアメリカのミュージシャンには絶対的に敵わない。
実はルネッサンス〜バロック・古典派辺を演奏するシンフォニーでも同じことが言えるんだよな。
日本のシンフォニーは何かが違う。
恐らくその違いはリズムなんだよな。
根本的なリズムの感じ方が違うから、其の違和感に成ってずーっとつきまとう。
じゃ、海外のシンフォニーならこの違和感を感じないのか?と言えば、必ずしもそうではないが、概ねこれを感じるのは日本のシンフォニーの事が多いのだよ。
この辺のリズムの話は日本人の宿命であり簡単には直らない。
だから日本人音楽家がポップスやロックで海外で成功できないのはある意味当たり前なのだ。
それでも一部のミュージシャンはロックやポップスでもそこそこの評価を得ているが、結局「そこそこ」なのだよ。
音楽全体の歴史から見て、ロックやポップスの歴史なんて100年にも満たない。
それでも、例えば、マライア・キャリーと名実ともに並べるほどの日本人シンガーは存在しないし、例えば、ローリング・ストーンズと名実ともに並べるほどの日本人バンドは存在しない。
これが現実。
でも、それでも多くの日本人ミュージシャンが世界へ向けてトライし続けている。
いつか、そういったハンデを克服して世界で成功してくれる日本人ミュージシャンが出現することを祈ろうと思う。
其のためには、彼らアングロサクソンと我々モンゴロイドの違いをちゃんと見極める必要があると思う。
まぁ、諦めないで頑張るしか無いのだがね…。