ZOOMG3パッチの説明(2)

さて、HARTBREAK.g3xpの説明です。
このパッチは、あのロックの殿堂、LED-ZEPPELINの「HartBreaker」の中間のギターソロの出足部分をイメージした音色です。
レコーディング自体が’70年代初頭なので、4chマルチで録音されているそうです。
ジミー・ペイジは初期にはジェフベックにもらったテレキャスターを、レコーディングでは、ジョー・ウォルシュから譲られたレス・ポール(通称No.2色の濃い方)を使用しているのはあまりに有名な話。
ステージで使う方のレス・ポール(通称No.1塗装がハニードロップしている方)は、自分で購入したものらしい。
当時のレコーディングのセッティングは、主にVOXのアンプを使うのが当時のミュージシャンの通常の状態で、これは当時のレコーディング・スタジオの殆どに、VOXのAC30が常備品として置かれていたためとも言われている。
まぁ、今日の日本のJC-120みたいなもんで、当時はそれがポピュラーだったのでしょう。
(笑)当時のレコーディング状況には諸説あり、ジミー・ペイジ本人の記憶も曖昧らしく、真相は定かじゃない。
実験好きのジミー・ペイジのことですから、多分色々試してレコーディングされているのでしょう。
で、そんな時代にレコーディングされた、Hartbreakerですが、このギターソロ部分の音を再現してみたいと思います。
G3のパッチを見てみます1:PedalCry2:Booster3:MSCRUNCH4:EarlyReflection5:STEREODELAY6:HALLと並べました。
各パラメーターは、パッチをロードして確認してください。
前回も書きましたが、この手の誰ソレ風サウンドのセッティングのコツは、空間系の処理にあります。
恐らく、本物のレコーディングではVOXのアンプが使われてると思うのですが、ここはあえてマーシャルサウンドを使いました。
1段め、PedalCryは、念のためのワウペダルで、今回使いませんでした。
2段め、Boosterは、1959のモデリングだけでは、あのFAT感が中々出ないので、ブースターを使うことでひずみ具合やオーバーロードしてる感じを調節しようと思い加えました。
このBoosterのGAINと、アンプシミュのTubeパラメーターを使って、ボトムの太さと、チューブ感を調節するのです。
多分、ここが、G3の歪みサウンドを作るポイントの一つだと思います。
3段め、ここにヘッドのモデリングを入れます。
今回は、VOXを使わずに、Marshall1959SUPERLEAD100のモデリングで、しかもクランチを採用しました。
ヘッドフォンで鳴らす前提で考えると、VOXや1959のノーマルのモデリングだと、ドライブ感が足りないのですね。
なので、あえてMarshallクランチを採用。
TrebleとPresenceを高めに設定したほかはほぼフラット。
GAINもブースターを使う前提なので、低めに抑えてあります。
キャビネットもクランチを選択しています。
4段め、EarlyReflection。
今回の肝はコレだと思います。
あの、レコード(CD)の不思議なソリッド感と空間の広がりを再現する秘密はこれじゃないかと。
CDのLRチャンネルを分離させて、それぞれ波形を見ると分かるんですが、左右の音が微妙にずれてるんですよ。
これは、恐らくレコーディング・エンジニアか、ジミー・ペイジの工夫だと思うんですね。
で、これを手元で再現するために、このEarlyReflectionを使っています。
これで、原音から微妙にずれた音を得ることが出来ます。
5段め、STEREODELAY。
そのずれた音を更にステレオディレイで振り分けます。
ディレイタイムは短めに、releaseも短めに。
後段のリバーブ処理で広げるので、あえて粒立ちを潰すような設定にします。
逆に、EarlyReflectionのダブリの音が聞き取れるギリギリ手前の感じを出す様にセッティングします。
6段め、HALL。
ホールリバーブを掛けて、広がりを作ります。
これで奥行き感が十分出ます。
これで、あの名曲のソロが弾けるはずです。
今回のギターは、CHOTZEPPELINでも使ってる、ニセGibson。w
TokaiLS-801978年モデルです。
TokaiLS-80’78ヘッドが折れてて安く買ったトーカイレス・ポールをヘッド修理の時に、Gibsonのロゴを埋め込んだニセGibsonです。w
※リンク先はTOKAILS100FVFです。
そして、おなじみのG3!
あのソロのキレを堪能できたでしょうか???www
パッチのDL先http://kiya-hen.net/data/hartbreake_g3xp.zip