ZOOMG3パッチの説明(1)

さて、DON’TSTOP.g3xpの説明です。
このパッチは、ファイル名の通り’81のJOURNEYのヒット曲「Don’tStopBelievin’」をイメージして作ってあります。
当時はラックマウントエフェクター創世記でして、海外のトップミュージシャンは好んでラックエフェクターを使用していた時代です。
当時のニール・ショーンは、GibsonLesPaulProDeluxモデルにコレまた当時出たばかりのフロイドローズトレモロシステムを搭載した、改造ギターを使用しており、アンプヘッドはライブの写真資料を見る限り、HIWATTの「CUSTOMHIWATT100」を複数台使用しているようです。
ラックの中身は写真からだとよくわかりませんので、CD音源を聞いて、使用エフェクトを推測しております。
では早速、G3のパッチを見てみます。
信号の流れは、左から右です。
これは、通常のエフェクターとは信号の流れが逆になるので、電子回路図とかに慣れてないと、順番を間違えますね。w
1:DIST+2:StereoCho3:HWSTACK4:ZNR5:Delay6:Springと並べました。
各パラメーターは、パッチをロードして確認してください。
この手の誰ソレ風サウンドのセッティングのコツは、空間系の処理にあります。
正直、ハードサウンドそのものは、似てなくても歪んでればソレ風に聞こえるのですが、空間処理だけは、ソレ風だとちょっと物足りない。
なので、空間系の割り出しに意外と時間を裂きます。
1段めDIST+は、MXRの名機DISTORTION+のモデリングで、今回はギター・ソロのブースト用に使用しますので、バッキングの時はOFFにしておきます。
2段めStereoChoは、おそらくRolandのCE-1のモデリングと思われます。
これは、80年台ギターサウンドの特徴でもあるコーラスサウンドを得るためにセットしました。
ただし、ニール・ショーンのサウンドはそれほどコーラスに頼ってないので、Rateは1でソコソコな感じに抑えます。
3段め、ここにヘッドのモデリングを入れます。
丁度CUSTOMHIWATT100のモデリングがありましたので、それはそのまま使用します。
CUSTOMHIWATT100パラメーターはニールっぽい感じになるように弄ってあります。
プリアンプで無駄に歪ませない為にイコライジングは控えめにしてあります。
これはCUSTOMHIWATT100のあのクリーンなアタック感を出すために、歪は必要最小限に抑えるためです。
最近のニールは音も丸くなって居るので、攻撃的な金属音はあまり感じませんが、当時の音を聞いてみると、「なるほどハイワットじゃな〜。」と思います。
4段め、ZNR。
ノイズリダクションです。
スタジオクオリティーのZNRを手軽に使えるだけで、このG3は買いだと思って買いましたよ。w
ディストーションとアンプヘッドのオーバードライブでハウリングや余計なフィードバックを減らすには、このZNRが最適ですので、ここで掛けておきます。
ここまでが、ギターサウンドって感じで、5〜6段めはどちらかと言えば、スタジオでのレコーディングエフェクトみたいな感覚です。
なので、ニール風パッチには必須ではありませんが、CD風にするためには必要だなと言う感じです。
5段め、Delay。
まぁ、普通にディレイです。
あえてモノラルディレイで、ソリッド感を失わずに、空間の広がりを表現します。
6段め、Springですが、これはスプリングリバーブのモデリングでしょう。
HALLリバーブでも良かったのですが、当時のリバーブ感と、CDのような広がりを得るには、こっちの方が良い感じでした。
これでジャーニーの名曲「Don’tStopBelievin’」風なサウンドが得られるはずです。
今回、オレが使用した機材は、ZOOMG3Ver2.中古で購入(9000円)ZOOMG3Photogenicのレス・ポールモデルコレも中古で購入(改造費込20000円)PhotogenicLesPaulヘッドホン(3000円位かな?)以上です。
ビギナー向け廉価版専門のエレキギターメーカー「Photogenic」のレス・ポールに、国産のフロイドローズライセンスドユニットを搭載。
フロントピックアップ(実際には使わないんですが)をニールっぽくP-90タイプに交換。
これで、雰囲気は’81年ジャーニーです。www
で、コレをG3にぶち込み、ヘッドホンで聞いてみます…。

おぉ!ニール!www

な感じで、結構悦に入れます。www
イントロのミュートした4連符から徐々にミュートを解除し、最後にギャーン!とアーミングするあのサウンドが、このパッチで得られます。
バッキングに関しては、Youtubeを探すと、ニール本人がレクチャーしている動画がある(ただし機材は最近のものなので、サウンドが当時とは違います)ので、そちらを参考に。
割といい感じに、ニールしてると思います。
これを、実際にアンプで鳴らす場合は、G3の出力をアンプ入力のモードに切り替え、アンプは可能な限りクリーンにセッティングし、G3をONにします。
アンプや環境によってサウンドが変わりますから、アンプのイコライザーで調節します。
よく、エフェクトの方を弄る人居るんですが、せっかくのパッチを崩してしまうので、出来るだけアンプ側で調節して下さい。
流石に値段も値段なので、完璧とは言いませんが、かなり良い感じだとおもいます。
歪み系はやはりデジタルエフェクトらしい歪み方で、若干痩せやハイ落ちが気になりますが、アンプのセッティングで解決できるレベルですので、そのへんは研究と工夫が必要でしょう。
パッチのDL先http://kiya-hen.net/data/dontstop_g3xp.zip