北国ギター!ワークショップ(5)

KIYA-HENマルチエフェクターを切るっ!w(その2)
2【スタジオでの処理】

んで、2回目はスタジオでの処理。
目的は80年頃のヴァン・ヘイレンの音!w80年頃のヴァン・ヘイレンは、大型スタックアンプ+ディマジオスーパーディストーションという組み合わせみたいですが、本人はあまりこだわり無く色んな物を使ってたようです。
78年のファーストアルバム当時は、例のフランケンに58年PAFをリワイヤしたものを使っており、いろんな憶測が飛び交ってます。
当時の彼のギターテック(名前忘れましたが)は、ピックアップの導通を測って確実に断線していて使えないと判断したそうです。
しかし、現実には普通に音が出てて、もうオカルトの世界だったと言う証言もあります。w
本当か嘘かはともかく、あのチューブスタック独特のハードディストーションを再現すべく、汎用性も合わせてセッティングするわけです。
で、スタジオに入ってまずやることは、自室でもやったバランス調節。
つまり、バイパス時と、エフェクト時の音量差を無くすところから始めます。
なぜ、この作業が必要かというと、自分の耳を壊さない(麻痺させない)ためです。w
クリーンの音を基準にして、歪ませても割れないようにとか、微妙な差を聞き分けるためです。
オレは、1959を使ってますので、大音量なのです。
だからなおさら音量バランスを気をつけないと、気がついたら、ハウリングの嵐になります。w
バランスを取ったら、マルチをOFFにして、まずバイパスの音を作ります。
つまり、アンプで基本になる音色を作るわけです。
マーシャルを使う人は、概ね、全部フル!って感じでしょうけど、バンドアンサンブルを考えて、BASSやMIDは若干下げた方が良いかもしれません。
ギター単独で弾くとちょっと頼りない感じの方が、バンド全体ではヌケが良く、バランスよく聞こえるはずです。
次に基本パッチをONにします。
コーラスやディレイがかかった音がするはずです。
ループのMD-2(ディストーション)はまだOFFです。
クリーンの音に空間系だけが乗る感じですね。
この状態で、基本的なアンプセッティングの微調整をします。
特に、ディレイやリバーブの返りを調節するわけですが、おそらくマルチをONにした段階で、バイパス時よりも音痩せが激しくなるはずです。
で、返りの音が妙に耳につくと思います。
その場合、アンプのTREBLEを絞るか、マルチのディレイ、リバーブのトーンを絞るかすると、すんなり馴染むはずです。
馴染まなければディレイや、リバーブのリリース回数を減らしたり、エフェクトのレベルを下げます。
この段階での注意すべきことは、マルチのパッチを変更したら、必ず保存して、先に作った3段階の基本パッチにもこの変更を反映させることです。
これをやっておかないと、3段階パッチの意味がなくなります。
で、クリーンでの空間系が決まれば、次にループに突っ込んだMD-2(ディストーション)をONにします。
ここで、番外ですがMD-2の使い方。
オレは過去色々試した結果、このMD-2が大好きになりました。
設定レンジが広く、いろんなサウンドに対応するのと、設定が直感的で楽だと言う点です。
コントロールは4つ。
左から、LEVEL、TONE&BOTTOM、DIST、GAINBOOSTと並んでします。
それぞれ何かというと。
LEVELはトータルのレベル(音量)の調整。
TONE&BOTTOMは、トーンコントロールで、トレブルとベースだと思って刺しつかないです。
(実は違うんですけどね)DISTは、ディストーションの深さ調整。
GAINBOOSTは、入力GAINを調節して、それ以降の、DISTやTONEのかかり具合をトータルで調節するわけです。
このGAINBOOSTは、入力ゲインの調節なんですが、DISTを0にすることで、ブースター的な音も作れます。
ただ、DISTを0にしても、ディストーションはかかるので、純粋なブースターにはなりません。
あくまで、ブースター「的」な使い方です。
むしろ、この状態で、オーバードライブな感じも作れるので、結構重宝してます。
TONE&BOTTOMをセンターにしてDISTを0、GAINを少し上げて、LEVELを取れば、オーバードライブ的な音に。
その状態でTONEを上げると、どんどんギンギンになるので、FAZZっぽく出来ます。
逆にBOTTOMを上げると、ブーミーになるので、DISTがある程度上がってないと、篭っただけになります。
DISTをセンターくらいまで上げて、GAINを0にすると、昔のディストーションみたいに、腰のない感じの歪になります。
BOTTOMを上げることで解消しますが、わざとらしく低音が出てくるので、自然にしたいならば、BOTTOMを上げずにGAINを上げたほうが全体のかかりが深まるのでよいでしょう。
DISTとGAINを3〜4くらいまで上げて、TONEを3位、BOTTOMを6くらいにすると、いわゆるクリーミーな感じのテクニカル系のハードディストーションになります。
GAINの調節で、サスティンの具合もある程度調節できるので、使い勝手が良いです。
逆に、TONEを上げてBOTTOMを下げると大型のスタックでも使えるディストーションサウンドになるので、この辺はアンプとの兼ね合いで調節します。
で、マルチの設定に戻ります。
まず、LEVELはMIN(0)、TONE&BOTTOMはセンター(5?)にします。
その状態で、DISTとGAINを適当なところ(3〜5)まで上げ、最後にLEVELを上げます。
おそらく若干ブーミーだと思いますので、必要に応じてBOTTOMを下げます。
ディストーションの感じが良ければ、一旦全部OFFにして、全部ONの時との音量差を確認します。
差が激しいようなら、MD-2のレベルで調節します。
ここで、このループを使うメリットは、マルチのパッチを切り替えても、歪はループで外部なので、基本の歪サウンドは変わらないってことなんです。
なので、よほどのお茶目さんじゃない限り、パッチを踏み間違えても大事には至らないって事なんですね。
これで、歪までセットしてしまうと万一踏み間違った時に、悲しい気持ちになります。
で、決まったら、全部ONにして弾いてみます。
気持ちよければ、それでOKです。www
つー感じで、マルチを切るはこれで終了です。w

参考音->http://www.youtube.com/watch?v=znVBsuyUhow&feature=share&list=UUf0Yp3UVj3SaFMsXWJgi1Hgこれは、2010年のタイラーフェスでの映像です。w
使用機材は、Marshall1959SUPERLEAD100BOSSGT5BOSSMD-2自作フランケンです。
現状低評価しか受けてないので、これで少しは高評価に繋がることを願っております。www