景気悪いね。

最近、ふと思ったことがある。
この景気の悪さはなんなんだろうと。

あ、因みにオレは経済の専門家でも何でもないですから、トンチンカンな事言ってるかもしれません。
その場合は、あぁ、無知なオヤジの戯言だと思って、生暖かく見守ってやって下さい。(笑)

でまぁ、切っ掛けはバブル崩壊でしょうね。
バブルが崩壊した時期と前後して、消費税が導入されて消費が一瞬落ち込むんだよね。
それで、崩壊に拍車がかかってしまってね。
国の政策が追いつかない、と言うよりは的確ではなかったの手伝って、更に悪化。
これは、97年の消費税増税が大きく貢献してしまい、更に消費が冷えて悪化の一途をたどる結果に成ってる。

バブル崩壊が始まった頃は、ちょうど今みたいな政権が不安定な時代だったんで、物事がスムーズに決まらない。
決まらないまま、時間だけが過ぎて言ったわけだ。
これって、病気を治療しないで放置してるのと同じで、悪化するのは当たり前だったんだよね。
この辺は、経済や政治の専門家なら常識として知ってた話なんだが、対応が全く素人だった。

そこへ95年阪神淡路大震災ですわ。
経済も何も一気にズタボロ。
政府は、復興資金確保のために、97年消費税増税。
これが、馬鹿だった。

一気に消費が冷え込み、さらなる悪化を招いた。
この流れって、今の状況に似てないかな?

東北地方太平洋沖地震で、不景気に拍車がかかってる昨今。
政府は相変わらずの政権不安定で、事実上無能。
そこへ、復興財源確保の増税案。

学んでない。
残念すぎる。

オレでもわかる程、学んでない。

まぁ、政府的にどうするのかは政治家に任せ、実際の消費者であり、経済の最先端を担う一般人として、この経済低迷を回復するためには何をすべきか。
よく、経済を動かしてるのは、大物政治家だとか、財閥だとか、大企業だとか思ってる連中いるけど、実は違うんだよ。

経済ってのは、消費があって初めて成り立つ。
消費がない所には経済はない。

そして消費するのは、我々庶民なんだよな。
つまり、経済の鍵を握ってるのは、我々庶民だってこと。

ココにまず気づいて欲しい。

で、昨今の状況を考えてみる。

まず、出生率が下がってる。
人口そのものは、まだ増えてるんだが、それは赤ん坊からジジババまで全部数えての話だ。
生産年齢層、つまり実際に金を使える連中がどのくらいいるかが問題なんだ。

出生率が、70年台初頭からじわじわ下がり始め、1971年に2.16だったのが、2010年には1.39まで下がってる。
それでも、最低だった2005年の1.29よりは持ち直してるのだが、どっちにしろ子供が増えない。
でも人口は増えてる。
これは、単に年寄りが死ななくなったんだ。
平均寿命が伸びてる。

1970年当時、71歳だった平均寿命が、去年は82歳まで伸びてる。
つまり、この40年で10歳伸びたわけだ。
でも考えて見て欲しいのは、70歳が80歳に伸びたところで、彼らは消費するのか?ってことなんだよな。
衣食住は定量を消費するだろうが、恐らく娯楽は若い人ほど消費しない。
つまり、車を買ったり、レジャーに出たりすることは殆ど無いだろうってことだ。
コレはつまり、経済に貢献してない(出来ない)層なんだよな。

そこで総務省統計局の資料で将来の世代人口を調べてみる。
この切り分けがどういう意図なのかしれないが、取り敢えず毎年の15歳〜64歳まで(生産年齢)の層を注目してみる。
これは事実上の経済活動を行うであろう世代って設定なんだろうけど、現代日本では15歳はまだ就学中で、経済活動は普通できない。
しかしまぁ資料がコレしかないのでざっくりな話で見てゆくことにする。

平成22年で、生産年齢層は、81,032千人となってる。
で、平成27年の予測では、76,807千人との予想。
さらに、平成37年には、70,960千人まで減る予定。

つまり、今は概ね8千万人居るわけです。
それが、3年後には7千6百万人に減るわけです。
4百万人減るってどういうことは想像できますかね?

オレはピンと来なかったんですが、1人の人の年収が300万程度とした場合に、×400万円の消費が無くなる事を意味してるんですね。
ざっくり計算すると約1兆円。

年間の消費が1兆円減るんですよ。
コレ、遠い将来じゃなくて3年後の話です。

コレ凄いことです。

で、今消費が減ると、まわりまわっていろんな所のお金がなくなって困る。
特に、国は税金が減るわけです。
人口減るんですから当たり前ですが。
でも、人口減っても税金は減らしたくない。
なので、増税となるわけです。

しかし、経済低迷で今は昭和60年代初頭の平均収入に落ち込んでいます。
そこへ増税食らうと、もう生活出来ない人が溢れ出す。
当然子供なんか作れない。
すると、将来の生産人口がまた減るわけですよ。
この悪循環は当面無くならないだろう。

で、やっと本題。

こういう状況下で、今の企業体質ってどうなってるんだろうか?

85年当時の様に「前年比120%必達!」とか未だにやってるバカ企業はないと思うが、もしそんなバカ企業にお勤めなら今直ぐ辞めた方がいい。(笑)

当時は、人口は増え続けるもしくは、減っててもまだ消費は冷えないって前提で活動してた。
実際、戦後の1945年から、2000年までは生産年齢人口は増え続けてたので、85年当時「来年はまた消費が拡大する」って考え方は間違いじゃなかった。

で、2000年を堺にその後の生産年齢人口は減る訳です。
この事実を会社の事業システムに取り入れられない企業がごっそり居るんですね。

なので、いつまでもバブル時代の方法論の焼き直しで商売しようとしてる。
それじゃ消費は伸びないのは当たり前だと、別に経済学者じゃなくても分かる話。
つまりは、「来年は減る。」って事を念頭に置いて、年間事業計画は立てなきゃならない。
前年比120%はありえない。
でも成長と言う意味合いでは、減らすわけにはゆかない。
じゃ、どーすんの?ってことなんだが、コレが今だに「量販」に夢持ってるバカ企業が多い。
特に「薄利多売」とかね。

オレに言わせれば全くもってバカ。

「薄利多売」は「量販」できる前提で成り立つ仕組み出会って、「量販」が難しい現代では通用しない仕組みなんですね。
わかりやすく言うと、「値下げすりゃ売れるだろ?」って話。
確かに、値下げすりゃある程度売れます。
即効性は確かにあります。
しかし持続性がない。

「薄利」な訳ですから、その状態が長く続くと、多売出来ないので、直ぐに体力消耗して倒産に追い込まれる。

「小規模で回せば、多売する必要がないから、経済が回復するまで頑張れる。」って言う、中小企業の社長さんが居ました。
「無理でしょう?」ってオレは思ったんですけどね。
みんなが安売りしてて、収入が増えなければ経済は絶対に回復しないわけです。
なので、この理屈は将来が見えてない典型なんですね。

キーワードは「専門化」にあると思うんですよ。

バブル崩壊以来、成長企業は何らかのジャンルに特化され専門家集団です。
特に、インターネット業界なんかはその好例ですね。

はじめから専門業種を担ってる企業なら、更に「特化」する方向で、利幅を上げてゆくしか無い。
「ウチにしか出来ない技術」なり、「ウチでしか売れない商品」ですね。
それらが、民衆にとって必要なものである事が重要です。
多売を伴わなくても、十分に利益を挙げれる需要を確保しなきゃならない。

恐らく必要のない業種って無いと思うので、どんな業種でも何らかの需要はあるわけですよ。
その需要をいかに確保するか。
安売り以外の方法を真剣に考えなきゃダメなんですね。

後10年もすると今の学生たちが消費活動に入ります。
その時に、彼らの興味を引ける事業をやれて無ければ、将来は無いでしょう。

もう一つは、無駄の排除。
政府でも仕分けとか何とかムダ排除をやってたようですが、アレは茶番でした。
理論通りに仕分けが働いてなかった。

無駄を排除ってのは、予算を削ることじゃないんですよね。
「予算を減らす」ってのは目標値であって、方法論じゃない。
つまり、無駄を無くしたいと言う到達点があって、その具体的な目標値が予算削減な訳でね、そのための方法論が仕分けだったはず。
しかし、予算削減が方法論に取って代わった瞬間、バランスを欠いたわけです。

で、何が無駄なのか。
スーパーコンピューターの研究費が無駄じゃないんですね。
大人数体制に成長してきた企業のベーシックなシステムを、少人数体制に作り変えることが、ムダ排除につながると思うんですよ。
経済人口が減ってるってことは、就労者も減ってるわけです。
なのに、大人数で働いてた当時のままのシステムで居たらそりゃムダだらけになるのは当然の話なんですね。

で、企業の殆どは人員削減で無駄を排除できると思ってる。
つまりバカなことに人件費が無駄だと思ってるんですね。
無駄減らさないで人減らしてどーすんの?ってことなんですが、

人減らす=失業者増える=消費が低迷=会社が儲からない=給料でない=消費が低迷=会社が儲からない=給料でない=(以下永遠に続く)

これが、もうシャレじゃなく現実のものに成ってるってわからんのかと。
20年も見てて気が付かないのかと。

で、システムを変える。
例えば、社用車を購入するとする。

人数が居るので、車の台数もそこそこ必要だとする。
量をまとめれば安く購入できる。(このへんがバブル脳)
車沢山買ってみんなで便利に営業。

だったと思う。
しかし今は人が居ない。だから…

人が少ないので、社用車は1台でいいや。
けして安くはないので、1台をどう使いまわすか考えよう。
日替わりにして使う人を決めて、スケジュール組んで営業しよう。

位はやらなきゃダメなんですわ。

少人数体制ってのはそういうことじゃないですかね。
で、大手の自動車メーカーの売上が下がる…と思われますが、メーカーが従来通りの売り方してたらそりゃ下がりますよね。
なのでメーカーは、大量に売ってた当時の値引きをまず止めます。
で、必要とされる車作りをしなきゃならない。
特化してゆくわけですね。

わかりやすいところで、「トラック」を専門で作ってるメーカーがありますよね。
「商用バン」って車種もあります。
最近だと「タクシー専用車」ってのもあります。
これって用途がどんどん特化されてるんですよね。

なので、今度は「営業専用車」を作ってみるとかね。

ハイブリッドで低燃費。
GPSナビは標準装備。
ダッシュボードに営業用コンピューターの取り付けが可能。

とかね。

同時に、メーカーの生産システムも少人数体制に切り替えて売上が下がっても、利益を下げない方法を考えなきゃならない。
つまり、「大量生産」の必要がもう無い所まで来ているんですね。
生産ラインを整理して、少数生産に切り替える代わりに、製品に付加価値を与える。

なので、当然単価は上がるが、相応の使い良さを追求すればいい。
その上で、自然淘汰される会社も出てるくるがそれは何時の時代だってある話なので今は考えません。
人口が増えればまたかつてのような経済成長も見られるだろうから、それまではある程度は仕方がないと思わなきゃならないんじゃないかな?

オレはギタリストなんで、楽器屋さんへよく行くのだが、ソコには安いエレキギターが大量に並んでいる。
見ると、ほぼ100%国内ブランドの海外製品。
生産国が、中国韓国はもとより、インドネシア、マレーシア等。海外で生産されてる安い商品が並んでるんですね。

作りから想像するに、恐らく日本の大量生産の技術を輸出して安い人件費の国で大量生産して、それを国内に逆輸入して売っているんだと思われます。

コレを売ってるうちは多分、楽器業界はこのまま衰退してしまうだろうね。
薄利多売の典型をいまだにやってる。

付加価値の少ない安い商品を大量に売りさばこうとしてる。
エレキシェア創世記の60〜70年代の方法論のままだ。

人が減ってるのに、あの当時よりも多い楽器を売ろうとしてるところが既におかしい。
1人で2本も3本もあの安いギターを買うわけがない。

あの安いギターを全部やめて、エレキギターは高いものと言う認識を植え付ければ、値引きの必要もなくなるし、安物エレキ10本分の利益を1本売れば得られるようになるはず。

店頭に放置してある安いエレキがどの位売れるのか知ら無いが、商品知識もろくに無いバカ店員を広い売り場に複数置くよりも、ある程度の狭い売り場に知識のある店員を一人置いて、1万円のギターをダラダラ売るんじゃなく、10万円のギターを時間かけて接客して売るほうが健全だと考えるのは違うのだろうか?

それが、少人数対策の商売だと思うし、市場の健全な育成に繋がるんじゃ無いか?と思う。

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