iPhone、iPad版のGarageBand(ガレージバンド)が凄すぎる件!
最近、一生懸命音楽を作る時間が増えて、嬉しい限りなんだが、制作ツールとして、普段はMacをつかってる。
ソフトは数年前に買った、CUBASE4。
今と成っては古いソフトだし、どっちかと言えば、ビギナー向けな感もあるソフトなんですが、実用上は十分なんで、それをそのまま使って制作作業やってます。
他には、Logic Pro とか、Mac標準のGarageBandなんかも時々動員するんですがね…。
で、何気にiPhoneアプリ版のGB(ガレージバンド)があるってんで、見てみた。
ふ〜ん、いわゆるマルチトラック録音に対応した簡易レコーディングアプリね。
450円なら安いんじゃないかな?
と思って、思わず購入!
こういう所が、無駄遣いだととある友人に指摘されたが、まぁそうかもしれん。(笑)
でも、音楽関連には出し惜しみしたく無い。
で、ダウンロードして起動してみた。
ぉお!なんか良いぞ!
過去に多様なアプリが無かった訳じゃないが、どれも多機能すぎて使い勝手が悪いか、どうしようもなくおもちゃっぽくて使えないかのどっちかだった。
あとは、数千円もするようなiPhoneやiPadで使うには、ちょっと高すぎ!と思うような価格帯の物しか無かった。
何より、その殆どはデーターの転用が難しかった。
wavやmp3で書き出してって作業が殆ど無理。
どうしてもってなると、iPhoneのシリコンドライブから特殊なツールを使って直接データーを引っこ抜くしか無かったんですよ。
ところが、コイツはApple純正アプリで450円!
もちろん、データーの転用が可能!
まぁ、純正アプリが良いかどうかは意見が分かれる所だが、オレは純正品は可もなく不可もなく、それが標準だと思っている。
質が悪けりゃ、質が良い他社製品を使えば良い、質が良ければ、他社製品がクズだと思うだけ。
つまりは、判断基準として存在してる。
で、話が戻るが、コイツは純正アプリにしては出来過ぎ!(笑)
基本的な楽器の打ち込みと、生録音が出来る!
まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだが、ステップ録音が出来ないのは難点だが、オートリズムもパターンを選べるし、若干ならば自作も可能。
キーボードはメロディー用に鍵盤イメージと、コードバッキング用にアルペジエーターも入ってる。
ギターも数パターンのレコーディング法が選べる。
で、歌声なんかを生録も出来る。
結構優れもの。
まだ、具体的に曲は作ってないが、これからこれで随分とアイディアを逃さないで録り貯め出来る感じがする。
で、何より感動したのは、ハモンド+レズリーがシミュレートされてる事!(笑)
オレ的にはこれだけで、450円払った甲斐があるってもんです。
音も中々良い音で、ちょっとニンマリしちゃいます。
で、当然オルガンだけじゃなくて、ピアノやシンセ等が色々選べます。
それぞれの絵がね、「あーこれは!w」と思わせるような奴ばかりで、見た目通りの音がしてくれるのがまた嬉しい!(笑)
これがキーボード選択画面。w
見ただけでワクワクするような絵が素敵です。(笑)
んで、これが問題のエセハモンド。(笑)
※ちなみに画面はiPadバージョン。
※iPhoneもアプリ自体は共通なんですが、画面はそれなりに簡略化されます。
むちゃくちゃ素敵です!(笑)
レズリーのスピードも2種類選べるし、なによりもドローバーがちゃんと生きてるのに感動!
よく見ると、パーカッションやコーラス、ディストーションまで装備してます!(笑)
で、アルペジエーターも付いてるんで、本物のB3よりも便利!(爆)
さらによく見るとキャビネットの後ろで、何やらグルグル回ってるではないですか!(笑)
そこまでやるか!?的な遊び心が素敵です。
もう、450円でこのエセハモンドが使えるだけでオレにはかなりの価値があるアプリになりました。(笑)
で、スケール表示モードを使うと、特定スケール以外の鍵盤が表示されなくなり、キーボード初心者でも鍵盤を押し間違える事が圧倒的に減ります。
ちなみに実際にその機能を使ってみた。(笑)
ドラムなんかも選べましてね。
セットの色でサウンドを分けてるようです。
当然、ロックドラムを選ぶんですが、色はブルーメタリック!
なんでブルーメタリックなのか解りませんが、取りあえずロックキットはこれですね。(笑)
これは太鼓の打面を叩けば音が出ます。
叩く位置を変えると、音色が変わります。
例えば、ハイハットは、叩く位置で、オープン〜セミクローズ〜クローズが選べるんですよ。
ちょっと練習したら、簡単なリズムは、片手で打てます。(笑)
音もね、ひと昔前の単体のドラムマシンよりも臨場感あるいい音です。
更にこのアプリのデーターはそのままMacに送って、MacのGarageBandで編集出来るんですね。
つーことは、これでアイディアを残しておいて、Macに持って行ってMacのGBで編集、必要なら書き出して、更に高度なソフトウェアで制作って事も可能なんですね。
こういう、先に繋がる設計って大事ですよ。
iPhoneやiPadの中で完結してしまうなら、それはゲームの域を出ない訳で、ちゃんとデーターを転用活用出来てこそ、ツールと言える訳でね。
このアプリはそう言う意味で、ミュージシャンのツールとして存在出来そうですよ。
こういう、アプリや録音環境が簡単に安価に整う時代ってすごいなぁ〜と。
アマチュアが簡単に音楽出来て、それを録音して残せるなんて、凄いなと思う反面、自分が大好きな世界だけに、音楽的知識何か無くても、楽器が演奏出来なくても、クオリティーの低い作品でも、みんなまとめてニワカ音楽家になれちゃう安易さがイヤだなとも思う訳です。
でも、こういうアプリを使って、クオリティーの高い作品を残すのは他ならぬアマチュアであって、職業音楽家はこんなアプリじゃ全く仕事にならないんで、やはり高価な機材やシステムで効率よく仕事してる訳です。
でも、こう言うのから入門出来るなら、豊かな時代だなと素直に認めるしか無いですね。(笑)
とにかく、オレとしてはメモに使うには最適だなと思って愛でています。(笑)