とーちゃん、かーちゃん、にーちゃん、ねーちゃん…
ここんトコ、生意気にも人様にギターを教えたりしていますが…。
まぁ、つまり広義の音楽ですな。
で、将来メジャーデビューを目指す若い方が沢山いらっしゃるんですが…。
オレも、その昔はメジャーデビューに憧れアマチュアバンドの世界に入り込んだってのは、前に書いた。
まぁ、紆余曲折あって夢破れ、今はローカルのギター講師として細々と暮らしてるんですが…。(涙
で、最近思ったことがある。
もう、何度も書いてるが、皆さんリズム感が悪い。
「アンタに言われたく無いわ!」って人も沢山居るんでしょうが、そんなオレが見てても、「ダメだこりゃ!」って人が多い。
リズムの取り方ってのは色々あるんですが、4/4拍子で、1・2・3・4 とやれば、必然的に表拍を数えることになるんですがね…。
まぁ、基本ですね。
いわゆる、ダウンビートってやつ。
クラシックのオーケストラの指揮者が指揮棒を振る動作から来てるらしいんですが、この表拍を数えるのはダウンビートって言うんですね。
でもロックとかポップスとか始めると、コレじゃ間に合わなくなる。
よく言う、「裏を取れ」ってやつね。
実際にやってみると、これが結構出来ない。
1・2・3・4・…の「・」の部分にアクセントを感じてリズムを取るんですけどね。
こいつは、バックビートって言われるリズムなんですよ。
このバックビートってのが中々馴染まない。(w
普通、裏拍ってのは音が出てない場合が多い。
つまり、何も聞こえない訳ですよ。
その聞こえないところにアクセントを感じるってのは、中々難しいものなのです。
音が出てれば、それにあわせて強拍(アクセント)入れれるんですが、無音だと音符と一緒に休んじゃうんですね。(w
で、問題部分に強制的に音を入れるわけです。
1と2と3と4と…
これで、「と」の部分にアクセントを置くことが容易になったんですが、これでも取れない人が沢山居るんです。
で、オレは考えたんですね。
なんとか、簡単に伝わる方法。
丁度、その日はラップユニットのコたちのボーカルレッスン日だったんです。
ラップってのは、言葉とリズムで9割出来上がってる音楽です。
当然、そのリズムはバックビートですよ。
で、なんダカかんダカどーシタこーシタ…と何か不満でもぶつけましょう的な語りになるんですが、これをダウンビートでやってみると…
♪テレビも無ェ ラジオも無ェ 自動車(クルマ)もそれほど走って無ェ~
と、吉 幾三さんになっちまうわけです。(w
ちょwwwwこりゃ無いでしょ?wwww
そこで、バックビートを教えたんですが、、、、出来ない。(w
腰の辺りを手で叩きながらリズムを取りましょう~って言ってやってもらいます。
1と、2と、3と、4と…
の「と」の部分で手拍子入れてるんですが、ちょっと時間が経つと、1、2、3、4の数字部分で手拍子になっちゃってる。
「これ意外と難しいんだ…」と、オレは内心思う訳です。
そこで、思いつきました。
彼らラッパーなんだから、言葉に乗せてやればわかりやすいのかな? と。
出てきた答えが、コレです。
とーちゃん
かーちゃん
にーちゃん
ねーちゃん
(爆)
もちろん、「ちゃん」にアクセントを置く訳です。
やってみてもらいました。
すると、さっきまで取れて無かったバックビートを見事に刻んでるではないですか!(w
こりゃすばらしい!
我ながらすばらしい思いつき!(w
バックビートが取れない残念なラッパー志望も、一瞬にして一流ビートマニアになる事が出来ました!(w
めでたしめでたし。
で、これさらに「と」を入れると、スウィングな感じでハネるんですよ。
とーちゃんと
かーちゃんと
にーちゃんと
ねーちゃんと
どーっすか?(w
ハネるでしょ?
シャーシャッカ、シャーシャッカ、シャーシャッカ、シャーシャッカ、…
あの4ビートのハイハットみたいな感じになると思うんですよ。
これ、何人かのリズムで悩んでる人に教えてやってもらったんですが、一瞬にして効果がでるんで、かなり便利な教え方じゃないかな?と自負しております。(w
いやーイイ仕事してるなオレ。(爆