音楽活動
えらいストレートな題名つけちまったなぁ・・・(笑
でも、他に適当なのが思いつかなかった。
音楽活動。
長く、アマチュアバンドとかやってると、どうしても生活と天秤かかる場面に出くわす。
そのときに、自分は何を選ぶべきか…と悩むんだろうね。
多くは、生活優先するんだろうね。
オレは、十数年悩んだ挙句、生活を捨てた。
会社を辞めたのをきっかけに、どんどん音楽活動にのめりこんでいった。
世間から見れば、社会不適合者とか、落伍者に見えるんだろうね。
でも実は、本人的にはいたって気にしてない。
少なくとも、十数年はサラリーマンとして世間並みの生活してたしね。
でも、そこにはオレの真の生活は無かったね。
常に親兄弟親戚と妻の機嫌を伺いながら、穏便にバランス取って、皆が気持ちよくなるようにと思いながら過ごす日々だった。
気づくとね、そこに自分は無かった。
やりたいことは決まってたし、そこに全力で向かいたかったが、その勇気が無かった。
勇気ってのは、自分に対するものじゃなくて、周りの人間に対する勇気、特に家族。
オレが特殊な道を選べば、何かしら家族に迷惑をかけるだろう事は容易に想像できたし、そのための負担を家族に負わせるのはオレ的には心苦しい。
心苦しければ、結局思い切った行動に出れないので全て不発に終わるし良い結果も残せない。
結果が残せないどころか、前にすら進めない。
でも、心配する家族を振り切る勇気が無かった。
でもね、オレは誰かのために生きてるわけじゃ無いことは、明白だったんだよね。
だから十数年悩んで、振り切ることにした。
価値観の違いってのかな?
オレにはオレの価値基準があるし、それを尊重することが悪いことだとは思ってない。
でも、それを尊重すれば確実に家族との溝は深まるわけだ。
なぜなら、家族はオレにそんなことを望んでないからだよ。
オレ的にはこれが凄い重要な問題になるんだ。
自分を取るか家族を取るか・・・。
十数年悩んで、オレは自分を取った。
そういう意味で家族を裏切ったな。
でも、後悔はしてないし、むしろ本当の自分を知ることが出来てよかったと思ってる。
エゴだと言われればそうなんだろうね。
しかし、音楽をすることがオレの自己実現につながるって思いは、15歳の頃からブレてない。
振り切ってしまったし、今更戻れないし、突き進むしか選択肢が無い。
誰かに恨まれたりしてもね、オレがオレとして生きてくには必要なのであえて恨まれようとも思う。
結果的に何がどう出るのか判らないが、このまま残りの数十年間、後悔せずにやってゆけるよな?と、自分で自分を再確認する夜である。
死ぬときに、意識の無くなるその瞬間に、「楽しい人生だったなぁ・・・」と思えるような生き方をしたい。
それが多分究極の贅沢であり、究極の望みなんだろうな・・・。